母乳育成へのこだわり
母乳育成へのこだわり
01母乳の力を
黒樺牛のチカラにする。
「黒樺牛」は繁殖から育成、出荷までの一貫した生産管理システムが特長ですが、育成方法や期間には特にこだわりがあります。生まれた子牛は離乳するまでの3カ月間を母牛と同居させて初乳・母乳を飲ませることで、母乳の力を健康な成長のチカラにします。離乳するまでの親子で飼育する期間や、その後の群れで飼育する期間は、常に1頭1頭、健康と成長を観察しながら牛舎に何度も足を運ぶ「毎日のきめ細やかな管理」をしています。
母乳育成へのこだわり
02
黒毛和種だからこその
適切な育成期間が、
美味しさの秘密。
子牛の期間に胃袋や骨格を含めて元気なからだに成長させることが「黒樺牛」 の重要な要素です。子牛が成長し、育成牛用の配合飼料や乾燥した牧草を摂取できるようになると、育成牛舎に移され、群の中で育ちながら「黒樺牛」として成熟していくのを牧場のスタッフたちが毎日見守り続けます。
黒毛和種の「黒樺牛」は27ヶ月以上もの月日を掛け、その特長的な美味しさを追求しています。育成期間は長ければいいというものではありません。上質な黒毛和種だからこそ適切な期間の育成によって味覚の豊かさが増すのです。健康な牛づくりのためには手間暇を惜しまない。美味しい牛肉を求めるお客様のために、決して忘れることのない私たちのモットーです。
餌のこだわり
餌のこだわり
01人が食べても
安心な餌であること
「黒樺牛」のお肉の味に最も大きな影響を与えるのが飼料(餌)です。私たちが育てる「黒樺牛」の飼料は独自で配合した杉本本店オリジナルの配合飼料を使っています。また牧草にはオーストラリア産「プレミアム/オーツヘイ」を使用しています。
でんぷん質が多く含まれる一方、ビタミンAの含有が低いため黒毛和種の育成に適しているのです。「プレミアム/オーツヘイ」人間の食べるオートミールなどにも使用されている安全な牧草なのです。
餌のこだわり
02環境に配慮した餌
繁殖用の母牛には、資源の再利用や未使用資源を有効活用した環境にやさしい飼料を与えています。きのこを培養した後の廃菌床、焼酎の副産物である焼酎かす、放置された竹林の竹を粉砕・発酵したもの、製紙業で出る製材残材や低質材、間伐材などの木材を加工した飼料などを牧草と混合して給与し、環境に配慮した資源の有効活用を行っております。
3 6 5 日消毒のこだわり
365日消毒のこだわり
01毎日徹底的に消毒する、
それが「黒樺牛」の基準です。
矢岳牧場では365日牛舎を消毒しています。予防がなににも優る牛たちの健康維持だと確信しているからです。専用の消毒車での毎日の牛舎の消毒だけでなく、牛も人も含めた消毒全般にこだわっています。清潔さの維持は防疫対策等にもつながるからです。
「牛の疾病予防のために徹底した牛舎清掃・消毒を行う」はよく言われることですが、その回数は牧場によってまちまちなのが現状です。私たち杉本本店の「黒樺牛」は365日、毎日徹底的に消毒され、人の手で清潔に掃除された牛舎で育成することが基準です。この基準の違いが多くの人に愛される安全・安心で美味しい「黒樺牛」をつくりあげるのです。
安全へのこだわり
安全へのこだわり
01世界基準の安全性を
追求した加工工場
国際的に最も厳格な対米輸出基準を目標に建てられた牛枝肉加工工場は、最新設備を投入し世界基準の安全性を確保。食品安全の国際認証規格「FSSC22000」を取得しています。衛生面では区画化や作業動線のワンウェイ化でヒト・モノの交差汚染防止。浮する塵や埃は気圧管理で逆流を遮断、床は耐久性が高く清掃も容易な御影石を採用しています。結露も大型除湿機などで室内の温度湿度を徹底的に管理しました。