人吉矢岳牧場
矢岳牧場のある人吉・矢岳町は熊本県と宮崎県の県境近く、
海抜536メートルの山あいにある自然あふれる小さな集落の中にあります。
地下に球磨川水系を貯えた矢岳地域は気候が穏やかで、夏でも涼しい高地の気候。暑さに弱い牛たちは、なによりもここの高原の涼しさと風が大好きなのです。矢岳牧場では繁殖用母牛4000頭から子牛を育成しており、その規模は日本でもトップクラスの規模を誇っています。
農場版HACCP認証
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- 取得日
- 2018年7月2日~現在
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- 取得施設
- 矢岳牧場
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- 認証機関
- 公益社団法人 中央畜産会
JGAP認証
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- 取得日
- 2021年3月26日~現在
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- 取得施設
- 矢岳牧場
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- 認証機関
- エス・エム・シー株式会社
母乳育成
健康な牛をつくるための
矢岳牧場のとりくみ
美味しく安全・安心な牛肉づくりには、まず「牛そのものが健康でなければならない」という考えが、私たち杉本本店の創業以来、変わらぬポリシーです。
健康で丈夫な身体をつくるため最も大切にしているのは、子牛が産まれたら母牛の母乳を与えること。そしてさらに丈夫な身体の基盤をつくるために、産まれてから離乳するまでの3カ月間を親子で飼育することです。母乳には免疫の強化だけでなく、健康に育つための成分が含まれており、親子で飼育することでストレスを無くすことが可能になるからです。
子牛は母乳を4番目の胃で飲みながら胃袋を発達させていくと言われています。胃袋が発達しい行く段階に添って粗飼料に変化していくことで自然な成長サイクルが維持され「健康な牛」として成長していくのです。
マザーウォーター
球磨川水系の地下水、
人も母牛も子牛もこの地下水を飲んでいる。
牧場には「マザーウォーター」と呼ばれている湧き水があります。山麓の地下600mの湧き出る地下水、それがマザーウォーター です。その球磨川水系がもたらす清らかな水を、牧場の人も母牛も子牛も、毎日その暮らしに使い、飲んでいます。
地下水の豊かなミネラルが、健康な牛だけでなく私たちをも育む「母なる水」です。