「黒樺牛」は繁殖から育成、出荷までの一貫した生産管理システムが特長ですが、育成方法や期間には特にこだわりがあります。それは生まれた子牛を母牛と同居させて初乳・母乳を飲ませることで、母乳の力を健康な成長のチカラにするだけでなく、その後の母牛と共に暮らす期間や、子牛と母牛の分離後の1頭ごとの牛舎内の単房での期間など、常に健康と成長を観察しながら牛舎に何度も足を運ぶ「毎日のきめ細やかな管理」でもあります。
子牛の期間に胃袋や骨格を含めて元気なからだに成長させることが「黒樺牛」 の重要な要素です。子牛が成長し、育成牛用の配合飼料や乾燥した牧草を摂取できるようになると、育成牛舎に移され、群の中で育ちながら「黒樺牛」として成熟していくのを牧場のスタッフたちが毎日見守り続けます。
黒毛和種の「黒樺牛」は30ヶ月以上もの月日を掛け、その特長的な美味しさを追求しています。育成期間は長ければいいというものではありません。上質な黒毛和種だからこそ適切な期間の育成によって味覚の豊かさが増すのです。健康な牛づくりのためには手間暇を惜しまない。美味しい牛肉を求めるお客様のために、決して忘れることのない私たちのモットーです。